変化是機会（上野陽子）:第85回　旅する運命

変化是機会（上野陽子）

人には、なにか運命めいたものがあり
私の場合は、「旅する運命」のようです。

出張は全く苦にならず
日本で働いていたときも、月の半分は旅に出て
全国各地の支社、支店を訪れ

一般社員の身分でしたが
広い視点で、組織を見る機会に恵まれました。

小さな日本の、一企業という、小さな単位であっても
地域差があり、地方毎の良い点、悪い点が異なり

本社から発信される情報が
伝達者によって伝わり方が異なっていたり

情報の受け取られ方が異なるのを目の当たりにして
とても面白いなぁ、と感じた記憶があります。
（企業としては、面白いなぁ、なんて言ってちゃいけませんが（笑）

中国・上海で働き始めてからも
最初は不動産の仕事で上海市内をグルグル巡り
今の仕事では、中国各地を出張で巡りはじめました。

各地の発展状況が異なり、人の気質が異なり
食べ物も違うし、気候も大きく違う。
もちろん、仕事のレベルも違います。

一概に、内陸が悪くて、沿岸部が良いという訳でもなく
それぞれに、異なった特徴がある、と
捕らえた方が良いのかもしれません。

さらに、私の仕事の場合は
大半が日本のお客様なので
日本－中国間の調整も必要ですし

それぞれの特徴が上手く理解できれば
コストを抑えて、お客様の要求を満たす商品を作れるのですが
これが、なかなか難しいですね...。

ともあれ、旅する運命を最大限に生かし
世界中を飛び回って仕事が出来るように
これからも楽しく頑張ります！

2007/11/06