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変化是機会(上野陽子)
第70回 上海のシステム開発
最近、日本からのオフショア開発受注が、
また、盛り上がってきているようですが
上海のシステム開発会社が出してくる見積には
0(ゼロ)がひとつ多いんじゃないか?
と、思うほど高いものがあります。
彼らは
「僕らは日本の仕事を経験しているし
クオリティも高いものが作れる」
と、お話されるわけですが
日本と大して変わらない見積り額なら
意思疎通の面、管理コストの面を考えても
よっぽど、日本で開発したほうがマシです。
もう一点。
見積り額が高いなぁ、と思った場合には
もしかしたら、その分野の技術力がない可能性があります。
中国的プレゼンテーションでは
「何でも出来ます、全部出来ます。」
と、言いますが、そんなわけがありません。
同じシステム開発の仕事であっても
どんな系統のシステムを開発してきたか?
それによって、得意不得意が生じるわけです。
金額が高いばかりでなく
明らかに少なすぎる見積額を出すところもあります。
工数の見積が適正でない=技術力がない
という事です。
過去の業務実績チェックとあわせて
工数見積が適正かどうかを見るのも大切ですよね。
2007/05/04