２０代後半になってから
年上の女性の友人が出来るようになりました。

年齢も、母より年上の６０代から
５０代、４０代と、さまざまで
そして、その出会いも、話す言葉もさまざま。

それまで、年上の女性といえば
母か学校の先生。

特に、母は
家族であるがために、
素直に話せないことも多くあります。

「仕事をどうしようか」
「結婚ってなんなんだろう」
「私の将来って、どうなるんだろう」

２０代も後半になった頃、
人生に関する様々な疑問が頭に浮かび

そして、ちょうどその頃から
年上の友人たちに次々と出会うようになったのです。

悩みを話すと
母のように、姉のように、友人のように。

自らの経験を元に、
様々なアドバイスを与えてくれます。

生きるのに必要なこと。
犯してはいけない間違い。
楽しむことの大切さ。

自由を選択することと責任。
子供を生み育てるということ。
悲しみの受け止め方。

こうやって書くと、
お説教に見えてしまいますが（笑

いずれの方々も、
私に押し付けるようなことはなくて

楽しかった頃を思い出しながら、
きらきらした笑顔で話し

深い悲しみにくれた時のことを静かに語り

当時は顔を真っ赤にした自らの失敗を
面白おかしく話してくれたりして。

その話を聞いているうちに
悩みを解決するヒントが
自然と浮かび上がってきます。

私が、実の母と話すのが難しい話題があるように
年上の友人たちも、
実の子供と話すのが難しい時があり

そんな場合には、
今度は、私の方が話を聞き

自らの体験や
その時、何を思い、何を感じていたかを、
お話しています。

「出会いは必然である」と
どこかで聞いたことがありますが

この年上の女性たちとの出会いは
私にとって、宝物です。

2005/09/29