前回のコラムを書き上げた後
９月４日に留学先の上海に到着しました。

今まで私は
初めての外国イギリスでも
長期滞在したカナダでも
病気をした事がありません。

「屋台で食事をしてはいけません」
とガイドブックに書かれている中国各地でも
おいしく屋台で食事を取っていました。

その後、お腹を壊すこともなく
「私って、お腹が強いんだわ」
と、思っていたのです。

しかし、

中国一の都市、上海に来て
たった３日で激しい胃痛が起こり
高熱を出してしまいました。

いつの間にか
「私は、外国に行っても体調は崩さない」
と、思い込んでいて
限られた薬しか持ってきていません。

日本で学んだ中国語は、まったく通じず
街の様子も、どこに何があるかもわからない。
タクシーに乗ることも、ままならない状態....。

しかし、なんとも運の良いことに
日本語と中国語が流暢な韓国人がルームメイト。

彼女の助けを得て
病院へ連れて行ってもらうことができ
事なきを得たのです。

人との出会いに恵まれている
運の良さに感謝しながらも

今までの経験から来る思い込みで
準備を怠った事を深く反省したのでした。

その後も、
数日にわたって頭痛や微熱が続いたものの
徐々に体調は良くなっていきましたが

「外国に行っても体調は崩さない」
という思い込みは、すっかり消えてしまったのでした。

2005/09/16