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中国株勝ったり負けたり(豊田大志)

第3回 上海旅行のショック(3)

中国の国家意思、国家戦略はどこを向いているの
か。このことは投資家として銘柄選択の重要な指
針になります。私はそれを取り違えて失敗を繰り
返すことになります。失敗談は後述します。

「我が家の戦略」について記します。
私は上海旅行に行くまで、中国株投資は「秘め事」
としていました。それが、この後オープンにしました。
家族に中国株投資家として宣言したことは、大変
良い循環を生みました。

三人の20歳前後の子供を、順番に上海へ連れて
行きました。彼らには刺激的な旅であったようで
す。親子のコミュニケーションにも良いことでした。

彼らは邱永漢さんの読者になりました。
その後、貯金ができると銘柄選定を相談に来る
ようになりました。この上海旅行は彼らの
「金銭教育の入門編」ともなりました。

妻には配当金の多い銘柄を買ってあげました。
わずかな配当金でしたが彼女には楽しみなこと
であったようです。銀行預金と異なり毎日上下
する株価に関心を持ち、自然と海外の情勢やら
中国経済に関心を持つようになりました。

中国株投資が家族の共通の話題となり
会話のタネとなりました。

「欲と道連れ」で邱永漢さんの著作物をテキスト
にして家族で時々、読書会ができるようになりました。

2006/01/16