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上海から家族への手紙(天真爛漫)
第152回 中国企業のなかで頑張る日本人
最近知り合った日本人の友人は、
日本の企業を辞めて
中国のローカル小売企業に勤めていました。
彼は、
自分の能力・スキルを高めるために
反対する家族を日本に残して、
日本企業を退職したため、
給料も半分以下になるところから始めたということです。
彼によると、
中国での経験は、
時間を日本で経験する速度の約4倍の速さで
経験できるということです。
つまり、
日本の1か月の経験を
中国企業に入ることによって、
1週間で経験できるということです。
確かに、
彼と話していると
すべてがリアルですので
店の商品の冷蔵庫に名前の書いてあるペットボトルが入っているとか、
ある商品の赤いモノがほしいお客さんに、
赤はないから青を買えと店員が言っていたとか、
別の時には、商品が見つからないと言ったお客さんに対して、
もっと良く探せと店員が言っていたとか
単なる笑い話でなく、
現場の苦労がヒシヒシと伝わってきて、
同情せずには居られませんでした。
その彼が
中国企業を卒業して、
そこでの経験で培ったスキルとノウハウをもって、
今度は
日本企業として、
中国でチャレンジしていくことを決めたそうです。
彼の選択は、
決して大手企業ではなく、
商品販売の企画、広報ツールの選択、販売方法、
販売ブースのデザインなどなど
すべてのことを任される(担当しなければならない)
ベンチャー企業です。
ひたむきにコツコツと
小さな現場の仕事を積み上げていく
彼の仕事のスタイルが大好きです。
こういうタイプの人は、
どんなことがあっても
応援したいと思っています。
とうさん
2013/08/31