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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第139回 ウルムチは大都会でした。

敦煌・トルファンとシルクロードの軌跡を満喫した後、
新疆ウイグル自治区の中心ウルムチへと向かいました。

トルファンからウルムチまで180kmです。
途中、70万キロワットの発電力があるという風力発電所を
通り抜けますが、
内モンゴルにも風力発電を見ましたし、
上海の洋山深港へ行く東海大橋の両脇海上の中にも
風力発電を見ました。
風力発電においては、
日本との規模の違いを感じざるを得ませんでした。

敦煌、トルファンが予想していたよりも
はるかに小さな街であったため、
ウルムチもどれくらいの街なのか
イメージは小さく思い浮かべてしまっていたのですが、
ところが
驚くなかれ大都会だったのです。
(ウルムチの人たち、ゴメンナサイ)

郊外から市中心に入る高速道路から
大渋滞です。
渋滞がひどくなるにつれて、
高層ビルの高さが増していくような気がしました。
市中心は車と人であふれかえっています。
上海万博の会場を彷彿させるような賑わいがありました。

しかし、
ウイグル族、回族が多い土地柄であり、
イスラムの影響が街の建築や看板などに色濃くでており、
ここは中国なのかと見違えるほどです。
街の屋台から届けられる匂いも
香辛料や羊肉の匂いばかりで
やはり中国にいる感じかしません。

街の中は、
非常に危険ということで
単独の自由行動は許されず、
集団で見て回るだけに限定されたのは残念でしたが、
仕方ありません。
ぜひもう一度訪れて
ウルムチの街の雰囲気を味わいたいなあと感じました。
その時には
ぜひカシュガルまで足を延ばして
みたいと思います。

 とうさん

2013/05/11