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上海から家族への手紙(天真爛漫)
第119回 テレビの取材お断り
反日デモの影響で
自動車関連企業、家電関連企業の
売上が大きく落ち込んでいることは
報道のとおりです。
そのなかで最近
日本の某テレビ局が
こういう逆風の中で頑張っている企業を
取材したいという依頼が知人を通じてありました。
最近のみならず
09年のリーマンショックの時でも
中国のモータリゼーション化の流れに乗って
右肩あがりの成長をされている企業があるのは
承知していましたので、
取材の申し込みがあるのですがと打診しましたが、
いずれの企業も丁重にお断りになりました。
以前にお話しをお聞きした時から
想定はしておりましたが、
出る杭は打たれるではありませんが
皆が苦しんでいる時に
うちだけは大丈夫ですというのは
どんな報道をされても
ねたみを買う恐れがあることを
しっかりとそれぞれの総経理が認識されているのを
改めて知り、
つまらない話を持って行ってしまったなと
反省しました。
また少しマスコミ嫌いが進化したかもしれません。
出る杭は打たれるという言葉も肝に銘じたいと思います。
役人の世界でも同じですが、
でもどちらかというととうさんの仲間は
マスコミが好きな人が多いです。
うまくアピールしたいというのも
よくわかりますが、
頭を低く垂れて、
ひっそりと
やるべきことを
やっていくというのが
やはりカッコいいと思いました。
とうさん
2012/12/08