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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第113回 中国館が中国芸術宮に変身しました。

10月1日から中国芸術宮がオープンしました。
芸術関係のお寺ではありません。
美術館です。

上海万博の中国館が、
中国芸術宮として、
リニューアルオープンしたのです。

上海を中心としたいろいろな美術館などから
作品を集めて展示してあります。
世界の著名な美術館からの出展もあり、
なかなか見ごたえがあります。

しかも入場は無料となっています。
そんなことをしたら、
人が押し寄せて大変なことになるではないかと
心配されそうですが、
入場券を事前に入手しなければなりません。
まずインターネットで参観する日時を登録し、
市内に6ケ所ある入場券引換所で交付してもらう
必要があるため、
会場はそれほど混雑しておらず、
スムーズでしたし、
何しろ万博の中国館すべてを利用していますので、
とにかく広いです。

芸術に疎いとうさんは、
よくわからない作品が多いのですが、
古代の作品から現代芸術までにとどまらず、
中国で人気を博した漫画の実写や画などの
展示もあり、
はば広い年代層の人の関心を引いているようでした。

あらためて
当時の中国館を思い浮かべながら、
歩いたのですが、
2年前のことがもうずいぶんと昔のことのように
思えてなりません。

万博会場の周辺も
すっかり人通りが少なくなり、
とても寂しく感じました。
なによりとにかく広い広い会場跡地が
そのままの状態で置かれているのは
意外でもあり、残念な気がしました。

浦東側の会場も
中国当代美術館として、
11月まで行われている
上海ビエンナーレの会場のひとつとして
利用されているようです。
万博会場が
お金を生まない施設に利用されているのが
本当に意外な感じがしています。

 とうさん

2012/10/27