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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第111回 タイ・バンコクで一休み

国慶節の合間に、
タイ・バンコクに出かけてきました。
バンコクの空港に
降りるとまるで日本に戻ったような
感じがしました。

とてもきれいな明るい空港て゛、
まわりからは日本語ばかりが
聞こえてきます。
まるで喧嘩をしているような
中国語が聞こえないとホッとします。
アウエーからホームに戻った安堵感があります。

そして、
何よりも親切です。
道を尋ねても、
懇切丁寧に笑顔で教えてくれますし、
なかにはわざわざ電話をしてくれて、
場所を確かめてくれたり、
タクシーを停めて、
きちんとメーター走行するように
交渉してくれたりしました。
(タクシーは、強気で値段交渉が大変です。)
さすが、微笑みの国ですね。

交通も
1本の地下鉄と2本のモノレールが走っており、
駅間も近く、
非常に安い運賃で、
利用できるので大変便利でした。
街の中心にも、郊外にも
大きなショッピングモールが増えているようで
若い人たちが買い物やデートを
楽しんでいました。

タイ料理は
とてもとてもおいしく、
スクンビット23通りのバーンカニタとか
ソンブーンシーフードのカニのカレー炒めとかは
絶品でした。

駐在する日本人もほぼ5万人くらいとのことで
ほぼ上海と同じです。
日本料理店も1000店を超えるほどあり、
バンコクに駐在するのも悪くありません。
今回お会いした企業の駐在員の方は、
10年とか、20年とかになる方もいらっしゃいました。
生活の面では、
まずストレスは感じないと仰っていました。
仕事になると、
タイ人のマイペースのんびりした感覚と
付き合っていくことに
苦労されているという方々が
少なくありませんでした。

以前インドの駐在員の方が
時々日本食品の買い出しを兼ねて、
バンコクに骨休めに出かけると話されていたのを
思い出しました。

工業団地は、
拡大しつつあり、
進出を考えている企業の視察も
ひっきりなしのようです。
人件費の高騰(昨年から40%のアップ)が、
今後の一番の懸念になりますが、
中国と違って、
政治的な不安・リスクが小さいのが
やはり魅力です。

とにかく、
仕事を抜きで
訪れられれば、
間違いなくいいところです。

 とうさん

 

2012/10/07