戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 上海から家族への手紙(天真爛漫)

上海から家族への手紙(天真爛漫)

第102回 南京での日中二胡合同演奏会

今年は、日中正常化40周年の記念の年ということで、
日中各地でいろいろなイベントが行われています。

先週、南京では
名古屋市のNPOグループが南京市で
日中合同の二胡の演奏会を開催されました。

名古屋市と南京市は、
友好提携を結んでいるのですが、
名古屋市長の発言により、
現在両市の交流はストップしてままの状態にあります。
そういう状況の中での
開催でしたので、
うまく開催できるか危ぶむ声もあったのですが、
中国側の力強いサポートもあり
大いに盛り上がり、素敵なコンサートになりました。

日本からは、
2005年の愛知万博を機に
二胡を習い始めた10才から70歳までの一般の老若男女約70名が
日本から二胡演奏のために南京まで
やっていらっしゃいました。

リーダーの二胡奏者張濱氏と14才の娘の張日妮さん
及び中国側の江蘇省演芸集団の二胡奏者やオーケストラとの合同演奏は
とても感激する素晴らしいものでした。
中国では、こうしたイベントでも平気で電話をしたり、となりと大声で話したり
するのは日常茶飯事なのですが、
誰ひとりとしてそういうことをしないばかりか、
最後まで、全員が席を立たずに演奏を楽しんでいました。

また、滅多にアンケートなど答えない中国人が
たくさんたくさん回答をして
すばらしかったので、
また次回も来てほしいというような賛辞が
多く寄せられていたとのことでした。

民間レベルの活動からでも
大きな波が起こせるのではないかと
期待が膨らみました。
リーダーの二胡奏者張濱氏と14才の娘の張日妮さんには
ぜひわが県の観光大使などになってもらい、
大いに日本を宣伝してもらい、
日中の交流が深まればいいなあと思いました。

とうさん

2012/07/22