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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第95回 上海で、農民画をみてきました。

上海旅遊局からの招待で、
上海市の南西の端にある金山区まででかけました。

旅遊局の招待ですから、
当然観光名所にいくわけですが、
今回は、水郷とグルメの街「楓涇古鎮」と
農民画で有名な「金山農民画村」に行ってきました。

金山区は、上海の南西の端っこで、
市中心から車で約一時間かかります。
江蘇省、セッコウ省と接する地域であり、
一般に観光で上海市中心地図などを購入すると
まず出てこない地域の一つであり、
まさに農村であり、今回が初めての訪問になりました。

訪問したおりは、
ちょうどグルメ祭りの開催の日でした。
ちまき、月餅、シューマイなどの点心は
どれも今までで食べたなかでもとびきりおいしいと
感じられるものでした。
また、野菜を中心とした農家料理も、
見かけはさほどよくないのですが、
味は格別のものでした。
ムラサキイモの吹かしいもは最高でした。

以前にも書きましたが、
上海に限らず、どこの都市もいま観光景勝地を
必死に造っています。
ここもてをつけたばかりなのでしょうか、
できることならば、
あまり手を加えない形で進めてほしいと
望みます。

さて、上海市内にある水郷地帯としては
とてもいい感じのする場所で、
食べ物もおいしいし、
昔の人民公社の後も見学でき、
豫園にいくよりはオススメであり、
結構いい穴場スポットを発見したと思ったのですが、
農民画村の駐車場で
すでに日本の旅行社のツアーバスをみつけましたので、
上海近くの隠れ家となるのは
いつまでのことでしょうか。

農民画村は、観光スポットとして
整備されてしまっているので、
農民が描いている絵という感じは
受けにくいのですが、
画には、ほのぼのさがあふれて、
心を癒してくれます。
長時間滞在していたら、
ついつい一枚という感じでほしくなりそうです。

農民画は、
中国のいろいろな場所にルーツがあるようですが、
上海市内のここ金山という場所も
その大きな一つとなっているようです。
どんな絵なのかを伝えられないのが
残念ですが、
結構日本でも知る人ぞ知る存在になってきていますので、
一度ネットででも検索してみてください。

とうさん

2012/05/20