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上海から家族への手紙(天真爛漫)
第88回 武漢の桜はまだまだこれからです。
はじめて武漢に行ってきました。
湖北省にあり、上海から飛行機で一時間半で着きます。
あいにくの天気で上海よりもずっと寒く、
楽しみにしていた武漢大学の桜もまだまだ蕾を固くしていました。
武漢には、東湖という大きな湖があり風光明媚であり、
また最近は、ハイテク工業園区の開発も進み、
街も大変明るくきれいに整備されていました。
今回は、湖北省政府主催のイベントに参加したのです。
湖北省政府も他の省・市と同じように日本との交流を期待しています。
最近、とうさんが県庁に向かって強く言っていることは
中国から交流しましょうと言われた場合、
必ずその目的は、
日本から多くの企業を連れてきてくださいねということです。
そして、できれば
できるだけ多く投資してくださいということです。
「交流」というイメージからいうと、
日本側は、文化交流、学生交流、芸術交流を思い浮かべてしまいますが、
それらだけでなく、
中国側が期待しているのは、
企業の交流です。
2年経ってやっとそんなことがわかったのかと
怒られそうですが、
日本にいらっしゃる方々のなかには
理解していただけない方もいらっしゃいます。
そりあたりが、なかなか関係がうまくいかない
原因の一つかなあと考えています。
今日アパートの外に出てみると、
何本かのサクラの木にちらほらと
花が咲いているのを見つけました。
やっと春を感じられるようになってきました。
また、気分一新がんばりましょう。
とうさん
2012/03/24