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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第59回 在上海ロシア総領事館

こっちゃんへ

ロシアへ行くためのビザの申請のために、
ロシア領事館に行ってきました。

ロシア領事館は、上海の外灘(わいたん、英語でバンド)と呼ばれる超人気スポットの一角にあります。
そうそう、夜の遊覧船でギラギラとしたネオン街を通りぬけたあの場所です。
外白渡橋(外国人は渡るのがただという意味もあるとか)というノスタルジックな橋を渡るとあります。
租界当時を偲ばせる趣のある建物です。
ただ、細い道を隔てて、領事館よりも高いいくつかのホテルやビルが立ち並び、
公安や警備員はいるものの、
日本領事館と比べると警備はゆるやかであるとしか言えません。

それでも、入館するにはパスポートチェックがあり緊張しますが、
公安も一人で対応してくれるので、
一度に数名が現れる日本領事館より安堵感があります。

門を入ると、
ビザの手続きの入り口は、
本館とは別になっており、
入り口を入り、2階に上がるとそれほど広くないスペースに
窓口が4つあるカウンターがあり、
そこで手続きします。
申請書と必要書類を提出して、
手数料を支払うと終わりです。

窓口には、
若いロシア人が対応してくれて、
彼らの中には、
中国語だけでなく、上海語まで話すのにはビックリしてしまいました。
とうさんも、もっとしっかり語学を勉強しなければいけないと
思いを新たにしました。

外灘(外国人の岸という意味)というおしゃれな場所にあり、
係官が青い目をしながら、
上海語を話し、
サービスも悪くないロシア領事館は
なかなか気に入ってしまいました。

ロシア領事館の対面には、
映画撮影もよく行われる浦江飯店(リチャードホテル)もありますので、
気候が良くなり、
足を運ぶ機会があれば、
一見の価値があると思います。

 とうさん

 

2011/07/17