こっちゃんへ

上海は、梅雨明けしたもののジメジメと
はっきりしない天気が続いていましたが、
７月に入り、気温も３７度越えの日々が続き
夏本番の様子になってきました。

今週は、上海市旅遊局の招待で、
他の自治体の駐在員とともに
上海市近郊の観光スポットを見学して回りました。

訪問したところは、嘉興、烏鎮、湖州です。
烏鎮は、以前にこっちゃんとかあさんと訪れたことのあるスポットの一つですが、
今回は、そこに宿泊して夜景がみることができるということで
とても楽しみにしていました。
烏鎮の夜景は、想像以上にとてもきれいでロマンチックであり、
中国の昔を偲ばせながら、
心を落ち着かせてくれる空間でした。

そして、今回もうひとつ心を引いたスポットが嘉興の海寧・塩官という場所でみた
川の逆流の様子です。
潮の満ち引きによって、川が上流に逆流する様子をみたのですが、
とおく２－３キロ離れた場所から何が起こっているのかわからないところから始まるのですが
川に一筋線が入ったように見えるのが、徐々にこちらに近づいてきて、
とうさんたちの目の前を通る頃には、
大きな波となって一気に通り過ぎていくのは
とても迫力がありました。
今年は、一番大きな潮目のときは、中秋のころ９月頃とのことです。
１㍍位の高さにもなるようで、
近くで見たらちょっと怖いかもしれません。

今回訪問して驚いたのは、
田舎の街のどこにでも
観光地として新しい立派な建物が建築されていたことでした。
地元出身の小説家の旧居を改築したり、
太湖のほとりに巨大なホテルが林立したり、
お茶の故郷ということで森の中に壮大な記念館が新築されたり、
八重、九重もある塔が街の真ん中や山の頂上に建造されたり、
至る所で２０００年以降つい最近までに建築された立派な観光施設が
できています。
今や中国各地の市政府の市役所とともに
新たな観光施設が豪華絢爛に立ち並んでいます。

経済の発展がすさまじいことの裏返しなので、
うらやましいかぎりですが、
これらの場所に訪問する人々をひきつけるための
ソフトとサービスの向上もすすむといいなあと思いました。

最後にこのあたりの農家民宿を利用した「農家楽」という
農家ツーリズム、日本流にいうとグリーンツーリズ゜ムが
非常に人気のあるものになっているのにも驚かされました。

　とうさん

2011/07/03