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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第53回 中国にも競馬がありました。!

まっちんへ

一応共産圏の中国では賭博が禁止されているため、
競馬は全くないものと思っていました。
実際には行ったわけではないのですが、
武漢という都市では、
2003年からすでに競馬が復活していることを
こちらの新聞で知りました。

競馬はとうさんの数少ない趣味のひとつですから、
ぜひ機会を見つけて、
訪問したいと思います。

新聞によると、
立派なスタンドがあり、
オーロラビジョンも設置されており、
日本の中央競馬の馬場と遜色ないように見受けられました。
レースは12頭立てで、一着のみを当てる単勝式しかないとのことです。
しかし、お金を賭けるわけではなく、
馬番号の投票箱に投票して、
予想が的中して、運がよいと
豪華景品がもらえるのだそうです。

7、8月を除く毎週土曜日14~16時までの間に
各4レースが実施されて、
10月には中国国際競馬祭が開催されて、
世界中から優秀な競走馬が集まり、
かなり盛り上がるのだそうです。

知っての通り、
上海の人民広場は、
1860年頃イギリス人が造った競馬場の名残ですし、
上海美術館は、元々レースクラブの建物でした。

香港でしか観戦できないと思っていた競馬が
中国大陸にあるということが
驚きです。
賭け事好きの中国人にとって、
この武漢の競馬は、
まだまだ周知されていないようですが、
一度システムが整えられれば、
相当な人気を集めるスポットになることでしょう。

 とうさん

2011/05/29