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上海から家族への手紙(天真爛漫)
第34回 上海のお茶市場
まっちんへ
今日は、
中国茶の先生と一緒に「天山茶城」というお茶の市場に行ってきました。
中国ではなぜか、
市場というと同じものを売る店がこれでもかというくらいに軒を並べていることが多いです。
Tシャツとかポロシャツなどの服を売る店が並んでいる場合など、
ほとんど同じものが並んでいてどこがちがうのだろうかと思うことがよくあります。
ちょうど日本の観光地に行って、
同じようなお土産ばかりがおいてあるお店が並んでいるのと似ています。
「天山茶城」も同様に、
3階建のビルの各フロアにお茶を売る店が100軒以上並んでいました。
中国茶の勉強の一環で見学に来たわけですが、
どの店に入っていいかわからないし、
どのお茶を試せばいいのかわかりません。
今日は「ウーロン茶」を試しましょうということで、
何軒かで試飲をさせてもらいました。
素人のとうさんでも、
いつものレッスンで使っているウーロン茶と全然ちがうことが一口飲んだら、
すぐにわかりました。
一斤(500g)が200元(2600円)という値段でしたが、
買う気になりません。
そのお店のお客さんの7割は、
日本人ということです。
あとから先生に聞いたところ、
「あれはウーロン茶もどきですね。」
ということでした。
一回りした後に、
先生のよく知っている店にはいると、
一斤(500g)が800元のウーロン茶と同じく1300元のものを試飲させてくれました。
これも値段どおりで、
1300元のものがはるかにおいしいことがすぐにわかりました。
市場でたくさん店があると、
どこで買えばいいのかわからなくなってしまいますが、
わからないままに人に勧められままにするのでなく、
少しでもわかろうとする努力をすると、
素人でもわかるようになるものですね。
玉石混交の市場を探検するのも、
なかなか興味深いものです。
とうさん
2010/12/26