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上海から家族への手紙(天真爛漫)
第12回 北京に行ってきました。
こっちゃんへ
まず、帰りの話からですが、北京から上海に戻るために飛行機に乗り込んだ時、北京の天気は雨でした。
しばらくすると、天候不良のため離陸を見合わせますというアナウンスがありました。確かに、雷が鳴り、夕立のような激しい雨が降り始めていました。
雷だと飛行機は飛べないんだっけ???
ゴルフ場で雷雨になったら、車の中に避難しなさいと言われた記憶があるのですが、飛行機は空にあるから別なのかと考えていました。
結局4時間遅れて離陸したので、上海に着いたときは深夜でした。
上海の空港からはタクシーで帰るしかありませんでしたので、タクシー待ちの列に並びました。何と驚いたことに、客をタクシーに乗せるさばき方がうまいのです。一度に10台くらいずつ停めては客を振り分け、10台がすべて発車したら、次の10台を停めるという具合にとてもうまいのです。
もっと驚いたのは、タクシー待ちの人々も列をしっかりと作って整然と並んでいました。さすがに飛行機に乗る人は余裕があるのかもしれません。
ナイター終了後の甲子園球場駅を思わせるさばきのよさを感じて、少し疲れを癒してくれました。
もちろん、これができるのだったら、万博会場でも、どこでも応用すればいいのにと思わずにはいられませんでした。
北京と上海は、東京と大阪が違うように、やはり違います。
何が違うかというと、北京はまずとにかくやたらと広い大きいということです。
もちろん上海の道路やビルも高くて、大きいのですが、それに比べても北京はとにかくなんでもでかいという印象です。
道路も片側5~6車線が当たり前のようだし、建物も一つ一つが上海のそれと比べても大きいのです。やはり首都としての威厳を保つためなのかもしれません。北京空港のでかさといったら想像を超えています。もしもターミナルを間違えでもしたら、とんでもないことになりそうです。
北京のいい点は、上海よりも物価が安いことです。数日の出張をした感覚だけですが、上海よりも格段に安い気がします。上海の物価になれつつあったので、北京での買い物や食事はとても新鮮な感じがしました。
あとは、北京のタクシーは上海よりも多いらしいのですが、上海よりも捕まえにくいです。それに渋滞して行きたくないところは、知らないといって乗車拒否をされます。混み合うところは避けて、少し離れた場所を指示するのがうまく乗るコツだそうです。
最後に、食べ物は、うまいです。とうさんには上海よりももしかしたら口に合うかなという気がしました。また次回行く機会があれば、試してみたいと思います。
とうさん
2010/07/01