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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第4回 上海万博に行ってきました。

ろとくん
こっちゃん へ

いよいよ上海万博が開幕しました。

開幕式の花火は、日本でもテレビ報道されましたか。とうさんは、こちらのテレビで見ていましたが、およそ30分以上これで中国の花火が全部なくなったのではないかと思うほど、打ち上げ続けていました。北京オリンピック以上だったと上海っ子は自慢していました。確かに、会場近くに住んでいる人たちは、地響きが起こったようだったと話してくれたようにとてもすばらしい記憶に残る演出だったと思います。

とうさんの今年の仕事の一つが上海万博の関係なので、5月1日の開幕日と3日に会場の様子を見てきました。4月の予行演習の時の報道のような混乱もなく、スムーズに入場できましたよ。

会場はとてつもなくも広く、移動は本当に効率よく動かないと疲れてしまいます。会場の移動は、無料の電気バスが絶え間なく走っていますし、ゴルフのときに使うカートのような乗り物が、タクシーの代わりに一回10元(約130円)で利用できます。これらをうまく利用するのがいいと思います。

また、川(黄浦江)を挟んだ2つの会場の行き来は、これも無料の船か電気バスを利用します。川を渡るバスは、正面の表示に「越江」(川を渡るの意味)の文字が入っています。例えば「世博大道越江線」というような表示になっています。もしわからなければ、緑色の服を着たたくさんの親切なボランティアの大学生がいますので、恥ずかしがらずに聞けばなんとかなるでしょう。ただし、日本語が話せる学生には出会いませんでしたので、やはり英語か中国語は勉強しておくべきですね。

展示館の様子はというと、中国館は、入場開始5分で整理券がなくなるという噂は、ほぼ本当のようです。どこで配っているのかという痕跡すらわかりませんでした。日本館も負けず劣らず人気があり、開始すぐに列ができ、一時間待ち、二時間待ちとなるようです。待つのが嫌いなとうさんは、まだ、どちらも見ていません。しかし、現在一番人気があると報道されたスイス館には、なんと2時間も並んで見学してきました。スイスアルプスを感じさせるためのリフトの仕掛けがありました。並ぶのがきらいなとうさんは、比較的空いている浦西側の企業間のエリアが快適でした。

あとは、飲料水は4~5元で買うことができるし、世博文化センターの地下及び5、6階のレストランはあまり知られていないせいかとても空いていて、エアコンも効いているし休憩などするには最適ですよ。

全部のエリアをしっかりと見て回るのには、最低あと10回くらいは行かないとダメかなと感じました。これからもまた万博は訪れますので、何か新しい発見があったら連絡します。

とうさん

2010/05/04