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上海から家族への手紙(天真爛漫)
第2回 よもぎ その2
まっちんへ
こちらは、元気です。
「よもぎ」つながりでもうひとつ報告しておきます。
先日、発熱して、3日間ぶっ倒れていたときは、心配をかけてすいませんでした。
熱が下がった後に、肩と腰の張りをすっきりさせたくて、出かけて行ったお灸のお店が少し変わっていたので紹介します。紹介されていた雑誌に、「直接肌には触れないので・・・」と記載されていたので、興味をもって行ってみたのです。
これがなかなか、とうさんには合うようです。
よもぎを固めたちょうど線香の束くらいの太さの筒状にした灸を体の調子の悪いところに近づけるという治療なのですが、この治療が意外にも、結構体の調子がびっくりするほどよくなりました。
まず足を温めて、次に全身を温めてから、背中のマッサージを受けてから、その近づけるだけで体に一切触れない灸をしてもらって大体2時間半くらいかかっておわります。
雑誌で見つけたときには、日本語で紹介されていたので、中国語が話せなくても大丈夫かなと思って、出かけたのですが、治療スタッフも含めて完全に中国語オンリーでした。トンチンカンな会話しかできないとうさんも冷や汗たらたらでしたが、店のスタッフも最初は何人もでてきて、身振りありの、筆談ありの大騒動だったようです。(今日話をしたら、最初はとんでもない「問題あり」の客だと思ったと言っていました。)
例えば、「大便はどうですか。ちゃんとでてますか」とスタッフが聞いているのに、とうさんは「大便って、どこにあるんだ?」というような会話をしていたのです。
今思い出すと赤面して、吹き出しそうです。
最近は、スタッフも心得てくれて、ゆっくりゆっくり短い文章で会話してくれるようになり、リラックスして治療を受けています。ここに通う日本人は、少なくともとうさんのほかに2人いて、どちらも大変流暢な中国語を話すそうです。
そうしたなかでも今日は、安くてうまいレストランの場所を聞くことができ、治療の後、なかなかうまい小龍包を食べることができ、満足しています。
まっちんも中国に来たらぜひ一度試してみてください。夜ぐっすりと眠ることができることは請け合います。
それではまた
とうさん
2010/04/21