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海外投資の税金、本当はどうなってるの?(田島太一)
第5回 きっかけはベトナムセミナー
そもそもこのコラムを掲載させていただくことになったのは、
今夏に行われた戸田ゼミのベトナムセミナーに参加したことがきっかけでした。
そのセミナーに触発された私は、セミナー後、
すぐさま主催の戸田先生に以下のような趣旨のメールを出したのでした。
戸田敦也先生
昨日はありがとうございました。非常に内容の濃いセミナーでした。ジャパン証券で口座開設しようと考えています。
ところで、セミナー中の質問などで、どなたかが香港経由でベトナム投資をすれば日本のゼイキンから逃れられるというような内容の発言をされていました。
国際間で起こるゼイキンについて多少なりとも勉強している私から見ますと、それは少しキケンなのではないかと思われました。原則として、日本人であればどの国で稼ごうとも日本にゼイキンを払う必要があるからです。もちろん、確定申告で「外国税額控除」をすれば、外国でのゼイキンは取り戻すことも可能です。
そこでどうでしょうか。「海外で稼いだときのゼイキン基礎知識」というような形で、戸田ゼミでセミナーを開くのはいかがでしょうか。海外で稼いだときのゼイキンについて、基礎知識及び皆様の疑問に答えるような形のセミナーです。
※国際間のゼイキンについて、ざっと以下のような疑問をあげてみました。
1.日本人が香港経由で中国株で利益を上げた場合、日本におけるゼイキンをホントーに払わなくていい?
2.家族を日本に残して「永遠の旅人」(どの国の居住者にもならないことで、どの国の居住地国課税を払わないこと)になることは可能か?
3.東京大学に通う中国人留学生が日本で働いた場合、その給料は課税?非課税?
4.私塾の日本語学校に通う中国人留学生が日本で働いた場合、その給料は課税?非課税?
5.日本にいる日本人が中国で金を稼いだら、日本にいるのに中国のゼイキンを取られる?
6.米国株で儲けたときのゼイキンを日本の確定申告で外国税額控除している?
7・個人で外国税額控除を忘れたら、次の年の確定申告で取り返せるか?
こういうようなことを皆で勉強できればいいかなと思います。
「誤った海外投資の知識」を正す意味でも、もし、このようなセミナーをお望みの方がいらしたら、ということになることかと思いますが、ご検討いただけますと幸いです。
以上、お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
※どんな些細なことでもいいのでご質問いただけますと幸いです。
2010/11/28