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カネなし コネなし アタマなし(スナドリねこさん)

第17回 8時8分8秒には入りませんでしたが・・・PET検診 中編その2

待ち遠しいことはやってくるのが遅く感じられ、義務感でやらねば
いけないことは早くやってくるのが私たちの時間感覚ですね。
アッという間にPET検診の当日がやってきました。
また、この日は北京オリンピックの開催開始日で開会式が行われる
日でもありました。
前に手術を受けたときの前日とは違い、よく眠ることができたねこ
さん、JRで西小倉駅を降り徒歩で5~6分のPET検診センター
に向かいます。

8時8分8秒・・・ではなく8時28分に建物に入りました。
この施設は、大きな医療関連グループの本部の建物に入居しています。
北九州市では最大の医療グループで、私が4年ほど前に両手足の運動
機能が悪くなったときに頚椎を手術していただいた先生(医師)も
その一年後にこのグループの中核病院に移籍されておられます。
病院と名のつく施設だけでも9つ、他にもあらゆる医療関連業務を
行っておりその施設を含めるとかなりの数にのぼります。

さて建物に入ったねこさん、予想外の静けさにビビりながら順路案内
の掲示板に従って奥へと進みます。
かなり奥にあるエレベータに乗り二階に上がると、受付がありました。
エレベータを降りるとカーペットが敷き詰められたフロアーで、空港
のビジネスクラスのラウンジのような雰囲気です・・・

受付の女性が丁寧な挨拶で迎えてくれました。
指示されていた問診表や便の採取器、そして念のため通院している
病院からもらっている今までの私の血液検査の結果表を提出します。
すでに3~4人の受診者の方々が受付横のソファーに腰掛けてテレビ
を見ておられましたが、ほとんどが65歳以上かなと思われる男女です。
どうも、私が一番若いようです。

一緒に受付をしている男性が現金で8万何某かを支払い(お~っ、
お金持ちだ・・・)と感心する私。
当の私といえば・・・「クレジットカードでお願いしま~す。」。
おねえさんの「12万750円を切らせていただきます。」という声・・・
カードの承認を待っている間は「カード会社の承認が下りなかったら
どうしよう?・・・消費税だけでも負けてくれんかなあ?」と気を
揉んでおりましたが、承認がおりました。(小市民)

先に待っておられたさきほどの方々がいなくなった後、定刻の9時に
問診のため診察室に案内されました。
ホームページの写真で見たことのある男性の先生が問診表を見ながら
質問をされ、私が答えていきます。
私が「わが家の家系はがんのデパートで、両親ともすい臓がんが原因
で早く亡くなりました。」と答えると、「ではすい臓周辺は特に念入り
に診ましょう。」と仰ってくださいました。

そしてロッカールームに入り、検査着に着替えます。
PET専用の施設でもあり高価な実費を支払うからなのか、なかなか
おしゃれでホテルの客室にあるようななロッカーです。(写真)
小物入れもあり、こんなことに喜ぶ単純なねこさんです。

17-01 17-02

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検査着になりまず超音波検査(エコー)を受けてから、いよいよ採血
のための部屋に入っていきます。
ここからは放射線管理区域であり、CT室やX線室でおなじみの
黄色に赤いプロペラマークのある場所でもあります。

ここのスタッフの女性から採血され、そのままの状態でタンクにある
FDGという放射性物質を注入されました。(5cc)
後はFDGが体内に回るのを1時間ほど待ってから撮影開始です。
そのまま管理区域内の休憩室に案内され、電動ベッド(ソファー)で
くつろいでおりました。

少し早く50分程度で撮影開始の連絡がありました。
特になにも難しいことはなく、CT撮影やMRI撮影と変わりません。
寝ているだけで、CT撮影も含め所要約30分で終了しました。
「読影後に取り直しがあるかもしれませんから、検査着のまま30分
ほど表でお待ちください。」と言われ管理区域を出て最初の受付に
行くと、「こちらへどうぞ・・・」と別室に案内されました。

そこは応接室を喫茶店風にレイアウトした部屋で、「お食事をお好きな
席でどうぞ、お飲み物はコーヒーと紅茶のどちらがよろしいですか?」
と訊かれました。
部屋にはすでに2~3名の方がおられました。
どの席にもサンドイッチが用意され、テレビの見やすい席に座り
コーヒーをお願いします。

検査の6時間前から絶食になっていたので、テレビで高校野球を観戦
しながらおいしくいただきます。
ホテル製のサンドイッチとホットコーヒーに満足しているねこさん
ですが・・・さて撮り直しはあるのでしょうか?そして結果は?

2008/08/25