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パラン・パラン(スエナリ)

第61回 死亡欄

新聞に目を通す順序は一面から
順番に捲っておりますが、
特に注目するのは地方版の下のほうに
小さく並んでる「名前、通夜、葬儀
の日時と喪主の名」であります。

富山県全体が出てますが、入善は今日は
どうかぁといった、よそごとの、他人事の感覚
で見ております。

夜、町内を散歩していると、小さな町でも
古アパートや歯医院が解体され更地なっていたり、
こきれいな店で、ショーウインドーを楽しみにしていたのに、
このところ、精彩がないなぁと思っていると、
弊店セール、7割引きとなっていたり、
いろいろ変化はあります。
救急車が止まり、前の家から、老人が担ぎこまれるのに
遭遇することもあります。

ごたぶんにもれず、シャッター商店街であります。
銀行が四つ、通りにあるので、人が来る程度です。

そこで、目に付くのは、交差点や、通りにある、
葬儀屋の看板です。
→に従がって、当家を捜すのも散歩の余禄です。

生まれてから、直線的に死に向かっているわけですが、
「死」は、いつでも、どこにでも、潜んでる。

〇花嫁 (ウランバートル)

2008/09/14