戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> パラン・パラン(スエナリ)
パラン・パラン(スエナリ)
第48回 アキバハラ
わたしたちには人を殺戮し、犯し、モノを
破壊したいう衝動に駆られる時がある。
しかし、それは心のなかだけで抑さえられていて
普段は、けっして実行されることはない。
人はそう簡単に人を殺したり、バラバラにできる
出来るものなのだろうか。
その時かれらに、何が訪れるのだろうか。
かれらの、置かれた環境や生い立ち、
が契機となって<不可避>の道を
突き進んでしまった。
道は、なん通りもあると思うのだが、
かれには、その一本道しか見えなかった。
その結果、多くの人々に悲嘆と慟哭と憎悪を与え。
かれは、<自由>を失った。
〇
2008/07/06