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パラン・パラン(スエナリ)

第44回 こうもり

太陽がしずみ、半月の月が出てる夕ぐれの空
小さい黒いものが、中空を乱降下して飛んでいる。
ちかごろ、あまり見なくなった こうもり だ。

庭の松と隣の屋根のアンテナの上空を
楕円を描くように急降下し急旋回し 宙返りし
乱舞して、15分ほどで何処かに飛んでいきました。

「コウモリは飛んでいるときも、うでや手の指を動かして、
つばさの形を自由に調節し、尾膜も動かします。
そのため、鳥にもできない宙がえりや急せん回もできます。

「コウモリの足は、ひざの関節から下が、180度回転して
ついてます。そのため、ひざは背中側におれまがり、
足と尾で尾膜を腹側にまげて、尾膜を手のかわりに
使うことができます。」 
足でぶら下がる生活に適してる。

「コウモリの食べものは、カやガ、甲虫などの夜活動
する昆虫です。これらの昆虫は、日の入りと日の出まえに
よく活動します。コウモリも、その時間帯にあわせて
活動しているのです。
コウモリの昆虫のとり方は、ふつう、
飛びながら直接口でとらえます。」

(コウモリ 増田戻樹 あかね書房)

〇ホーチミン

2008/06/12