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パラン・パラン(スエナリ)

第245回 カラス

この頃のカラスは嘴が大きくて鋭く、見てると
恐ろしい感じです。
凄みがあります。
子供の頃のカラスはもっと小さかったとおもっています。
種類が変わったのではないかと思います。

かぁ~かぁ~と濁った声で啼いています。
台所から、庭を眺めていると、
実のなる木の枝に止まって、
木の実を啄ばんでいます。
枝の上で頭の向きを変えながら啄ばんでいます。

ぐみの実です。

「ハシブトカラス翼開長は約1メーター嘴が顔面から
大きなバナナのように突き出し、先端が鋭くなっています。
日本中どこでも見られますが、あまりいなかった農村部にも
最近よく見かけるようになりました。
逆に、都会でみかけるのはほとんどがこのハシブトカラスです。

鳴き声はかぁ~かぁ~と比較的澄んだ音です。
なんでも食べる雑食屋ですが、
どちらかというと肉を好みます。
それで野鳥のヒナや卵を食べたりします。」

ハシブトとハシボソの違いは嘴の大きさの差ばかりでなく、
顔つきにも表れています。
ハシブトの方が、獰猛な様子です。

以前近所の電信柱に巣をかけて、大騒ぎになったことがあります。
ハンガーや木の枝を上手に編んで作ります。
電柱の天辺ちかく、トランスがあるのが好まれます。
寺の欅の大木をねぐらにしていて、
近くの電線の下のアスファルト一面が、
糞で白くなります。

引用図書 カラス 杉田昭栄 P56

2011/11/05