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パラン・パラン(スエナリ)

第239回 こか茶

クスコへ

リマからクスコのホテルに着いたのは、
夕方でした。

標高3400メートルの高地になるためか、軽いめまいを感じました。
ホテルのロビーに
コカ茶が用意してあり、何杯も飲みました。
これが、効いたのか、ふらつきがなくなりました。
妻は飲まなかったため、ダウンしてました。

石畳の裏通りを歩いて、大衆食堂でなんとかスープを
食べたりして、ぶらぶら歩いていると、
楽団の太鼓とラッパの音が聞こえてきます。

そこの家の戸口で中を覗いていると、
入れと云うのです。
何か祝い事をやっています。
中央の部屋に祭壇があり
着飾った男女が、なにか儀式をしています。
中庭では楽団が演奏し、
人々が、歌ったり、踊ったり、飲んだりしています。
わたし達にも、ビールがまわってきました。

インカ帝国の首都だったおもかげが、残っています。
巨大な石組です。
その精緻な石組はいまも、ぴっしとして、隙間はありません。
マチュピチの神殿跡もしかりです。
見事で高度な技術です。

クスコはへそ。

2011/09/22