戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> パラン・パラン(スエナリ)
パラン・パラン(スエナリ)
第223回 猫
私は、犬よりも猫が好きだ。
子供の頃、家では猫を飼っていた。
犬は飼わなかった。
それで、犬に馴染めないのだろう。
農家なので、ネズミ捕りのために、
集落の大概の家にはいた。
当時は、余った味噌汁ぶっかけご飯に
煮干の頭を載せたのが常食だった。
名前はタマかシロか忘れましたが、
尻尾の曲がった三毛猫でした。
よくネズミをくわえてきて、
振り回したり、いたぶったりして、
隅のほうで、食していたのが思いだされます。
ある時、猫いらず(毒薬)を食べたネズミを
食べて、猫は口から泡を吹いて、
七転八倒して死んでいきました。
庭の柿木の根元に埋められました。
それ以降、我が家では、
猫は飼いませんでした。
私は犬は嫌いだ。
あまりにも、人間に近すぎる。
その点、猫は淡白だ。
2011/05/27