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パラン・パラン(スエナリ)
第218回 女川まで
鮎川港から牡鹿半島を
女川港に向かって半島を横切って進む。
湾に沿って行くと、
民家が消失し、
道路も消失している。
自衛隊が作った仮設道路を砂煙をあげて、
自衛隊のトラックが、前をゆっくりと進んで行く。
女川原子力サービスセンターを左に峠をくだって
浜に下りてゆく。
どこも破壊された家屋の残骸が残っている。
まれに、残った無人の家の
二階の白いカーテンが
風になびいている。
土台だけ残った跡地にしゃがみこんで
何かしている若い男女もいます。
女川港の町は鉄骨が露になった建物のを
残して、家屋の残骸の山になっています。
コンビニはタバコは売り切れていました。
ビール、お茶、水なども少なく
棚が空いています。
女川の町を雄勝に向かおうとして進むと
港と近くの道路は冠水してきて、
車のタイヤが隠れるくらいになってきました。
慌てて、引きかえしました。
満潮時に海水が流れこんでくるのです。
2011/04/25