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パラン・パラン(スエナリ)
第210回 酢のちから
何かさっぱりしたものを、食べたいと思い
農協の直売所で、赤かぶ買ってきました。
小摺戸の長谷川美千代さんのものです。
ちいさいのが5つ入って100円です。
濃い赤紫の皮を剥いていき
次に、半分に割ると、
表面から中心部にむかって、
白地に薄い赤紫の色が滲んだように
拡がって、とてもきれいです。
鼻を寄せるとなんともいえない香りがします。
いまの蕪はちょっと歯辺りがこわいのですが、
色合いもよく、このましいのです。
白蕪もすきです。
つるっとした歯ざわりというか舌ざわりいいです。
薄く切って塩で揉み、
甘酢付けにして、
置いておくと、真っ赤に浸かります。
見事です。
サトイモの芋茎も酢で処理すると、
真っ赤になります。
妻は沖縄のもろみ酢をわざわざ取り寄せて、
毎日飲んでる。
小林製薬の栄養補助食品
スームーズに行動したい方に
グルコサミン コンドロイチン硫酸 ヒアルロン酸
と、銘うった粒も飲んでいる。
コウジュンよりは安い。
妻の母は月に何万も健康食品やらドリンクに
使っている。
そのせいか85歳になるも
いたって元気だ。
ただ、最近うくらはぎが浮腫むそうだ。
「酢は字の通り酒が変化したものです。
酒なのアルコールを含んだ液を温かいところに
置いておくと、そこへ空気中から酢酸菌という
微生物が落下して繁殖し、
アルコールを食べて酢酸に変えてしまうんだ。
酢酸というのは酢の主な成分で、
ツンと刺激のあるにおいやすっぱい味の正体だ。
英語で酢を意味するビネガーはフランス語の
ビネーグルという言葉がもとになっていて
これはVIN(ぶどう酒)とAIGRE(すっぱい)という
言葉があわさった造語なんだ。
アルコールをふくむ原料なら
どんなものでも酢酸酢がはいると
酢になる。
世界のいろんな国や地方には、
さまざまなお酒あるから
その酒とおなじ数だけ、味と風味のちがった、
さまざまな酢があるんだ。
酢はなめるとすっぱく感じる。
科学的に酸の一種なので、
反対のアルカリ反応をしめすよ、
だからリトマス試験紙で酢を調べると
赤くなって酸だということがわかる。
食べ物で、酢を含んだものは
酢だけではない。
レモンなどかんきつ類の果汁、梅干しだどすっぱい。
わたしは、焼酎の炭酸割りに、ゆずやレモンを
搾るのが好きです。
もろみ酢は沖縄の泡盛の蒸留残液から
開発したクエン酸主体の清涼飲料水だそうです。」
参考図書
酢の絵本 柳田 藤治 山福 朱美
2011/03/14