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パラン・パラン(スエナリ)

第208回 タベルナ にて

コルフ島の
港町ケルキアのバスターミナルを
確認して、20時発アテネ行きを予約する。

出発まで時間があるので、
近くをぶらついていると、
車から降りた若い二人の男が
通りの食堂(タベルナ)に入っていくので、
われわれも、真似して、後からはいる。

男たちと、われわれだけです。
何があるかわかりません。
ぼっとしてると、太ったおねいさんが
調理場から出てきて、
手招きします。

冷蔵庫にはムール貝、小魚、大魚
海老の大、小、などなどが入っています。

ムール貝と小魚、子海老を頼みました。

テーブルに座って待ってると、

おばちゃんがトライアングルをぶら下げて、
入ってきて、チーンと叩いて、
なにやらぶつぶつ言っています。
奥から、太ったおねいちゃんが出てきて、
小銭を渡しています。

暫くたつと、小娘がフルートを持って、
入ってきました。
吹く真似をして、また、小銭を
頂いていきました。

シンタグマ駅からアテネの空港に向かう電車のなかでも、
男の子を連れた、若い女がアコーデオンを弾きながら、
車両を周ってきました。
男の子は手に缶を持って、
座ってる乗客の前にその缶を差し出すのです。
小銭が入っています。

それが通り過ぎたと思ったら、
こんどは、女の子を連れた女が
入ってきて、同じように女の子は客席に、
手をだしながら通りすぎていきました。
収穫はあまりなさそうです。

皆さん、慣れてるのか無視しています。

2011/02/21