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パラン・パラン(スエナリ)
第204回 サランダ ヘ
ティラナのテホル内の旅行会社で
サランダ行きの車を手配する。
40代の愛想のいい女が応対しました。
横で14歳の娘ガ韓国製のPCで着せ替え人形の遊びを
やっておりました。
初めは200ユーロと云ってたのですが
どこかに電話かけて、
何のかんのといって、230ユーロになりました。
道中のお茶代がこみになるとのことです。
車はフォードの小型です。
男は40代の陰気な男です。
ドイツのフランクフルトの近くの町にアルバイに行っていたとかで
ドイツ語ができるとのことでした。
こちらは、日本語しかできません。
適当にあいずちを打ちながら、
なんとか、6時間ほどでサランダにつきました。
このルートは
イオニア海に沿って山あり谷ありでした。
ティラナからサランダに南下すると道筋は民家の新築が
盛んでした。
道路もモンテネグロからよりも整備されています。
ギリシャに向かうほうが、発展してるようです。
オリーブの林がある道端にはペットポトルに入った
オリーブ油が並らんでいました。
サランダの小さな店で買ってきましたが、
濃厚です。
決まって、新築の家にはアルバニアの赤地に鷲のマークの国旗
立っておりました。
道端には家具屋と肉屋や目立ちました。
小屋に羊の肉がぶら下がっているのです。
おそら皮を剥いでまもなくのものでしょう。
イスラムは鮮度が肝心です。
9時にアルバニアのホテルを出て
サランダのホテルに着いたのは
16時過ぎでした。
ホテルは閑散としています。
季節ではないのです。
部屋からイオニア海が一望できます。
2011/02/03