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パラン・パラン(スエナリ)

第202回 モンキー

先日のサッカーの試合で韓国の選手が

猿の物まねをして、話題になりました。

日本人が猿といわれて蔑称の対象になるとは、
知りませんでした。

なぜ、猿に反応するかというと。

アルバニアのサランダからフエリーで
ギリシャのコルフ島に向かう時、
サランダの税関のコンピュータが富士通だったのです。
それで、ジャパン製だと云うと、
その男はメイドインチャイナだと言ったのです。
これはメイドインジャパンというと、
かれは苛立って、
そして、ジャッパンイズモンキーと言ったのです。

そのときは、ピンとこなく、不快な気持ちが残りました。
今回の韓国の選手の動作で
そういうことなんだとわかりました。
ヨーロッパ系からみると
アジア系はモンキーなのでしょう。

30代の頃、ロスの飲み屋で騒いでると、
カウンターに座っていた若い男が、
ジャップ!発したのです。
その言葉が耳に入ったのを
鮮明に覚えております。

われわれの親の代は朝鮮人や中国人を馬鹿にした
蔑称で呼ぶことがあります。

同じ日本人でも、あれはどうのこうのと、
差別用語で語って
わたしに知らせることがあります。

差別したり、蔑んだり、妬んだり、蔑称したりするのは、
人間の属性なのでしょう。

今、ジャパンがオーストラリアに、勝ちました。

2011/01/30