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パラン・パラン(スエナリ)

第15回 離岸提

立山連峰の連なりが日本海に落ち込んでいく、
県境から朝日、入善、生地にかけて海岸は
高波(寄り回り波)襲われて、多大な被害をだした。
芦崎地区は海水が家の中を走りぬけたり、
路地や道路は浸水し、避難した人々が、
避難所となった漁村センターで、
不安な日を送っている。
不明になっていた87歳の男性は
遺体で発見された。

この一帯は海岸寝食が激しく、
波消しブロック(テトラポット)の大量投下で、
持ちこたえてる現状です。
堤防の側に一列、沖合いに一列(離岸提)、
階段状堤防とか対抗してるのです。
賽の川原。

黒部扇状地を作った黒部川上流にダムが
いくつも作られたため、土砂の海岸への
流入が減少したのが最大の原因と言われている。

この海は海岸から少しの距離で急に深くなっていって、
海底谷が多くあるのだそうです。
谷深ければ波高し。

子供ころは堤防から海まで100mはあって、
砂浜がたっぷりあったのです。
今はほとんどあっりません。

この離岸提に牡蠣がびっしり付いています。
それを採るのが、夏の楽しみのひとつです。

2008/02/26