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パラン・パラン(スエナリ)
第138回 南天の実
南天の赤い実を、百舌鳥が啄ばんでいる。
赤い玉の房が雪で撓ってる枝に摑まって、
きろきょろしながら、尖った灰色の嘴で
すばやく、赤い玉を摘み、喉もとに送ってる。
朝の台所で座って見てると、
最初に来た奴は6個、次に来たのは8個、
その次に来たのも、8個でした。
そのうち、沢山あった赤い実は,
いつとはなしに
一粒も無くなって行きます。
私は、硬い実をまる飲みしても、
腹は大丈夫なのかと、莫迦なことを
思っているのです。
きっと、消化酵素が違うのだろう。
消化されなかった種は、糞の中に紛れ、
どこかに運ばれて、新たな南天を芽生えさせる。
南天の木と鳥の関係
2009/12/24