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パラン・パラン(スエナリ)
第114回 日本列島
日本列島はユーラシア大陸の東端に位置し
弓形に東北から西南に弧を描いて連なっています。
「日本海は、中新生(約2380万年前~530万年前の
地質時代)の初期~中期に開き始め、日本は、その後半の
1500万年前ないし1000万年前にアジア主部から
引き離され、群島として存在するようになったのです」
日本は火山列島、地震列島とも言われています。
「日本の島々は、地球の固い外殻のユニークな地質学的
様相を示しています。数kmから数10kmの厚さを持つ外殻は、
幾つかのプレートと呼ばれる断片に分割されています。
これらのプレートがすれ違ったり、離れたり、片方にのし上がったり、
またもぐり込んだりしています。
数億年かそれ以上も引き続き起こってきた華々しいプレートの
衝突の中で、日本列島の南部から東部にかけての海岸部では
フィリピン海や太平洋の海底が着実に日本に押し寄せて
衝突しているのです。
(海洋プレートの動く速度は時代やプレートによって異なりますが
1年に約2・5~4cm)
これらの海洋プレートを形づくっている、より薄くより重いプレートは
日本の島々を形成しているより厚く、より軽い大陸プレートを
押し込んでいるのです。
海洋プレートはより重いので、日本列島の地盤の下から熱い地球内部に
沈みこんでいくのです。
海洋プレートは下がっていくので、それらは日本列島を砕き押し付けています。
地震はこうしたプレートの通過を物語っています。
また、プレート間の摩擦と熱作用は火山の形で
地上に溶けた岩石をもたらします。」
日本周辺では4枚(フィリピン海 太平洋、ユーラシア、北米)の
プレートがせめぎあっています。
面白かったので、引用させていただきました。
{日本列島ー地学の旅 愛智出版}
2009/08/17