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七転八起 中国株に挑戦中(さくらさく)

第25回 商品先物は心臓に悪い

悪夢は突然に (失敗体験①)

昼休みに電話が鳴った。
それは「商品先物」の勧誘だった。

いつもなら、すぐに断るのだが、
手元に、数ヶ月先に払う旅行代金があったため、
あと、1~2割増えたらどんなに良いだろうと
一瞬思ってしまった。
そして、「商品先物」をすることに。

商品先物とは、数ヶ月先の商品を買うもので
少ない資金で大きく儲けられるというもの
「売り」「買い」どちらからでも始められる。
ある程度下がると追証が発生する。

実は、10万円で100万円の取引をするもので、
10%上がれば10万円が20万円つまり2倍になる。
しかし、10%下がれば0円になり、
20%下がれば10万円持ち出しになる。
株でも、20~30%下がることがある。
つまり、10~20万円の持出は常にある。
そこで、100万円投資すれば
株なら最大100万円が無くなることもあるが
商品先物は1000万円の損失になることもある。
200~300万円なら起こりうる可能性が高い。
手数料は投資額の10万円でなく、100万円の1・5%程度。
売りと買いで3%3万円にもなる。

ある朝、電話のベルが鳴った。
「値が急落した」と。
すぐに、売ってくれというと
売るときにどのくらい下がっているか分からないから
「買い」と同じ量だけ「売り」を入れてストップさせたほうがいいという。
損が確定する上に、手数料が数十万円かかった。

その後、電話が鳴るとビクとしてしまう。

2007/04/25