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北京レポート(北京リーガオ)
第8回 路上での優先順位
中国は今、自動車大国まっしぐらというところですが
道路には車が溢れかえっています。
車と言えば自動車株特にデンウェイモーターに
株価が上がってもらいたいという個人的思いはあるのですが
それはいいとして、中国の道路上でおもしろい現象が見られます。
日本では考えられないことですが
道路上での優先順位を付けてみると
1、自動車
2、バイク
3、自転車
4、人
こんな感じです。
車至上主義、人がボヤッとしていると車にぶつかるということです。
人と車が近づいた時、日本の場合は車が止まってくれますが
中国では車が優先的に通る、もしくはクラクションを鳴らされて
車が通るのを人が待たされる。
また道路は右側通行で赤信号でも車の右折は可能です。
そうなるとこれがまた危険で横断歩道が青信号で人が歩こうとしても
車はスピードを緩めることなく右折してきます。
これはけっこう衝撃映像です。
でもみんな歩いてる人はうまくかわすというか待っていて事故になることは
まずありません。うまくできているものです。
なにか昔、自転車に乗っていた人がそのまま自動車に乗り換えて
感覚は昔のまま、そんなふうに思える風景が展開されます。
こうしてみると車だけが荒い運転をしているようにも見えますが
人は人で横断歩道のあるなしにかかわらずバンバン道路を渡りだします。
よくセンターラインあたりに人が止まっていて、車の流れが切れた隙に
一気に道路を渡りきります。でも急ぐことなくゆっくりと。
こんな状況の道路に最初は驚いていたものですが
今の自分はというと中国人にもひけを取らないほど道路の渡り方をマスターしています。
こういう分野はあまり適応しないほうがいいのですが(笑)
2006/03/02