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北京レポート(北京リーガオ)
第6回 買い物は値切り交渉が必須
日本では買い物する時に値切ることはほどんどないと思います。
大阪の日本橋電気街で数年前は値切りもあったと思いますが
今はポイントカードが主流だと思います。
ですが中国では値段交渉があたりまえです。
北京の「西単」という買い物するゾーンがあるんですが
ここでは服や雑貨、食べ物 いろいろあります。
ここに値札がついているんですがこれはあってないようなもの。
値札がついていないものは店員の言い値があります。
特に外人だとわかると高め金額を言われることになります。
そこで値段交渉が必要になるんです。
日本人感覚からすると2割、3割引きになるとかなりお得感がありますが
そもそもの値段設定が高いので大幅に7割引ぐらいから交渉します。
そうすると店員も「この人には高く売れないな」と察知して
いろいろと交渉が始まります。
これがなかなか難しいんですが、何回かこんなことを経験すると
値切りのポイントがわかってきます。
あまりにも安すぎる要求を出すとさすがに店員も売りませんが
微妙なラインを要求すると店員も必死になります。
一番底値になるのは、「もう買うの止めた」と店を出る素振りをして
歩きだすと店員が「ちょっと待て」と最後の交渉をします。
ここで決まった価格はだいたい適正な価格というか買う側としても
あまり損もなくいい買い物ができたと言えるかもしれません。
こんな中国式買い物方法が至るところで見られます。
初めのうちは面白いのでいろいろ試してみたのですが
慣れてくるとこの一連の交渉がめんどくさくなります(笑)
いったいほんとの適正価格はいくらなんだということもありますし。
でも掘り出し物にめぐり合うには値切りは必要かもしれません。
こういう値切り交渉を通して思うのは
買い物するときは安心して買えるというのが一番だと思います。
ちなみに全てがこういうスタイルではなく
例えばカルフールやイトーヨーカドーなどの
大型スーパーなどは表示価格通りで購入し値切りはありません。
こちらの方が落ち着いて買い物できます。
2006/02/12