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アジアに魅せられて(おにぎりパクリ)

第11回 子育て② 食育

障害を持つ子供でない限り、子供が健康に育つかどうかは、
親に掛かっているといってよいでしょう。幼児時代(6歳)
までの生活習慣、周りの環境によって大人になってから
風邪をひく確率が異なることを唱える人もいます。
子供にとって生活習慣と食は非常に重要な要素です。

生活習慣は、両親(特に母親)の生活習慣に左右されるところが
多いと思いますが、なんと言っても早寝早起きに限ります。
最近よくテレビにも出演する久保田夫妻が記述した「育脳家族」
という本に育脳の7ヶ条というのがありますが、一番最初に来る
決まりが、「毎日、同じ時間に起床・就寝し、三度の食事も
決まった時間にとる」です。

妻は子供が生まれる前は時々夜遅くまで起きている生活をして
いましたが、今は結果的に10時までに子供と一緒に寝てしまいます。
子供は朝から夜寝るまで全開で遊びます。とても親が付き合って
いられないほどで、結果として大人も疲れ果てて寝ます。

食育についても、結局は母親の作るものに左右されますので、
父親の出来る範囲はある程度限られますが、服部幸應さんは、
主食を中心に子供は季節感のある食事を取ることで、食に関する
関心を高めることを推奨されていたり、七田眞さんは、肉食、
乳製品、加工品ばかり食べさせると反抗的になるため、玄米菜食を
取り続けることを推奨しています。

私がいま意識しているのは「大豆」、「DHA」、それに「乳酸菌」、
「緑黄色野菜」をしっかりと取る食事です。自分が実践することで、
子供の食事にも影響があればいいと思いながら、食材を購入、時々
調理しています。

ちなみに、前述した久保田さんが紹介したBrain Foodsとして知られる
食材のうち、上記4つは私のこれまでの食生活や体質改善をしていく上で
必要と考えたものです。

ちなみにBrain Foodsとはアメリカの神経生理学者ゴメス・ピニラさん
という方が言い出した論だそうです。いろんな 食べ物が脳の認知の働きに
関係していると同時に、エネルギー代謝にも関係していることが分かった
そうで、脳を良く働かせることの出来るBrain Foodsを挙げています。

例に載っている食材を挙げておくとEggs(卵)、Flaxseed oil(亜麻仁油)、
Legumes(豆)、Milk (牛乳)、Salmon(鮭)、Soybeans(大豆)、
Spinach(ほうれん草)、Tuna(マグロ)、Turkey(七面鳥)、
Wheat germ(小麦胚芽)、Yogurt(ヨーグルト)、Bananas(バナナ)、
Beef(牛肉)、Broccoli(ブロッコリー)、Brown rice(玄米)、Cheese(チーズ)、
Chicken(鶏肉)、Collard greens(キャベツ)、Avocados(アボカド)なんて
あります。(アメリカ人の食生活を良くあらわしているとも言えそうです。)

ちなみに、子供の好き嫌いは年とともに変わっていくので、前述した「大豆」、
「DHA、EPA」、それに「乳酸菌」、「緑黄色野菜」を取るために、例えば、
納豆や豆腐、また鰯の丸干し、チリメンジャコ、アジの干物、刺身などの魚、
そして野菜、メカブやモズクなどの海草、そしてチーズ、ヨーグルトなど複数の
食材から取れるようにしています。
(ちなみに作っているのは、母親ですよと妻から指摘を受けています。)

2011/05/15