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本当に面白い簿記・会計(おにぎりパクリ)

第17回 一年間どうもありがとうございました。

簿記会計のコラムは本日で終了させていただきます。

読者の方々も約一年間どうもありがとうございました。

一年間を通じてもう少し会計の情報を提供していく
予定でしたが、仕事と子育てにかまけて十分な情報を
提供することが出来ず、大変失礼いたしました。

ただ、今世の中で求められていることは、
貸借対照表と損益計算書といった簿記の概念です。
既に企業では財務諸表を意識されて日々の経営活動に
取り組んでいると思いますが、家庭ではまだまだ
現金収支のみ、資産と考えられる部分は住居や車の
購入といったところだけではないでしょうか。

世の中は、個人の勉強やスポーツや趣味などを
通じた人脈の形成など様々な資産があると思いますが、
お金も同様に重要なものです。

お金を増やそうと考えた時にその最初の手段は、
株式や債券、不動産等の商品を購入することになります。

確かに株式や債券、商品の購入に踏み切る際、
内容が分からなければ購入する時に抵抗感もあれば、
実際に損をすれば大きな痛手と感じる人もいるでしょう。

ましてや昨今のように日本の株式市場は低迷が続いており、
新興国の市場がチャンスだと聞いてもなかなか実感が
得にくいものだということも良く分かります。
しかし、かつて日本がインフレ期においては、現金の
価値が他の資産(株、不動産)に比べて下落したのと同様に、
今は日本経済を他の新興国の経済と比べて投資する時代に
なったのではないかと思います。

その国の経常収支を見れば、その国が金持ちの方向を
向かっているのか貧乏な方向に向かっているのか分かります。

また、資本収支を見ればその国の将来へ投資がされているのか
どうかが分かります。この2点を見て、更に国の経済、企業の
個別の状況を観察し、知恵のある方の話を聞けば、投資には
さほど抵抗感がないのではないかと私は思います。

寧ろ旧来の欧米経済や日本経済に縛られた考え方をし、
資産は円預金Or米ドル、ユーロのみという方が現在は
持っているリスクが高いのではないでしょうか。
そこで邱先生や戸田先生が行っているように自分で研究して
自分の責任で投資をする姿勢が真っ当だと思うんです。

最後になりましたが、このようなコラムを書く機会を
与えていただいた戸田先生に感謝しまして、このコラムを
終わらせたいと思います。

2010/03/02