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知者不言、言者不知(村上悠悠)

第33回 受験番号と合否

受験シーズンですね。
もうじき2月1日です。
首都圏の中学受験の初日です。

中学受験において受験番号が関係あるか?

つまり、親が朝早くから並んで、
なるべく若い受験番号をゲットすることが
合格につながるか?ということです。

「なるべく早い番号の方が良い」というのが
おおかたの意見です。

考えてもみてください。
若い番号をゲットした親は
冬の寒い朝、早くから子どものために並んだのです。
昼過ぎから出かけて行って、
願書提出した親より断然熱心です。
だから、その子どもも親の期待を理解して
概ね真面目に取り組んでます。

つまり、受験会場の教室の雰囲気が違うのです。

1番から始まる教室は
最も熱心な親を持つ子どもだちといえます。
そこから始まって、
末尾に近い受験番号の教室の雰囲気は
緊張感ゼロです。
偏差値70を超える最難関の中学でも
消しゴムを投げ合って遊んでます。
その方が、気楽に受験できていい、
という意見もあるでしょうが
周りの雰囲気に感化され易いという子の場合は
親は頑張って早朝に願書提出できるようにした方がいい
ということです。

でも、もちろん、末尾の番号でも合格する子は合格します。
特に偏差値70を超えるような子は集中力が凄いですから
周りなんか関係ない、我関せずで問題を解いていきますから。
そういう子のお母さんに言わせると
「合格発表は掲示の最後の方だけ見れば
パッと合否がわかるから便利よ」
ということです。

2009/01/27