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知者不言、言者不知(村上悠悠)
第5回 J-POP における大きな存在
以前、流行歌とか歌謡曲と言われていたものが、
いつの間にか、Jポップと総称されているようですね。
田家秀樹の書いたものを読んでいると、
J-POP における吉田拓郎の存在の大きさ
というのがわかってくる。
私はそれまで、拓郎をそれほどの存在と
思っていなかった。
何人いるのかわからないけど、
いわゆる大物アーティストのひとり、
くくった中のワンノブゼンと思っていた。
確かに登場した時は他の歌手と違っていた。
外観を着飾ることもなかったし、
テレビの出演もしないようにしているようだった。
それでも多くの若者が
熱狂的なファンとなっていった。
私は音楽に疎いせいか、吉田拓郎のすごさに
気付くのが遅かった。
いわゆる拓郎節という歌唱のせいか、
彼自身が歌うと、
彼の楽曲はどれも同じように感じられた。
他の歌手に提供したヒット曲を聴くようになって
初めて、その差異に気付いて、
「なんてすごい人なんだ」とわかったのだ。
さて、どこがどう大きな存在なんだろう、拓郎は?
2008/01/28