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Cafe MIMIK(MIMIK)

第58回 2009年のベトナム株戦略

テトも終わり。
ベトナムの新年が始まりました。
今年のベトナム株に対する戦略を考えてみます。

2月になり、日本経済新聞夕刊の海外市況面に
ベトナム・ホーチミン市場VNインデックスが
掲載されるようになりました。
このことについて素直に喜びたいですね。
ベトナム株市場と言えば、外国株投資熱に浮かれた
人々が悲惨な目にあった市場、忘れられつつ
ある市場だと思う人が多い中にあって、
僕は、日本経済新聞の英断に勇気をあたえられました。
やっと、株式市場として認知されたなかな・・・・。

さて、僕が証券口座を持っているのはBSC証券です。
BSC証券は、昨年より口座管理料を取るようになりました。
元々、口座管理料がないのが魅力でした。

ベトナムでは、証券口座はひとつの証券会社にしか
持つことができません。証券口座を移すことも可能ですが、
手続きが面倒、費用がかかるなどの理由で移すことはしませんでした。
今年はじめてのベトナムへの送金は、1月末期限の口座管理料
でした。

2年ほど、ベトナム株投資をやって、痛感したのは、
ベトナム語の壁に阻まれ、やはり企業分析ができないこと。
ホーチミン市場の公式WEBページから、英文の決算書を
入手することはできますが、極簡単なもの。
ベトナム企業は、英文による報告書を作成しないので、
企業分析が思うようにできません。
これは、1990年代の中国企業にも言えることなのでしょうが、
誰かが日本語に翻訳した資料に寄る分析しかできないのです。
ということもあり、僕は少し弱気です。

そんな時に、僕が非常に信用しているベトナム株投資家の方から
アドバイスをいただきました。
サイゴン証券の担当者からの談として、自分もそう思うのだけれど、
ベトナムに長期投資するなら、やはり粉飾を行っていない企業が良い。
となると、信用のおけるのは、
SSI サイゴン証券
PVD ペトロ・ベトナム・ドリリング
GMD 総合フォワーディング
DHG ハウザン製薬
とのこと。言わずとしれたホーチミンのブルーチップです。
そうだ、今年は、こういう路線もいいなと思いました。
弱気の証拠です・・・・。

現在の保有銘柄は、
ホーチミン市場
BBC ビエンホア製菓
SSI サイゴン証券
PVD ペトロ・ベトナム・ドリリング
VIC ヴィンコム
VFMVF4 上場投資信託
ハノイ市場
VDL ラムドン食品
VMC ビメコ  です。 
それぞれに保有理由がありますが、それはまた次回。

2009年、上記の銘柄のうち、何社かは売却予定して
銘柄数を減ら予定です。
残った銘柄は、保有し増資に応じていく予定。
新たに欲しい銘柄は、GMD。中国でも2000年前半代までは
港湾マネジメント会社の大きく成長しました。
そして、やはり不動産銘柄をの王道銘柄を所有したいですね。
それが、VICなのかどうかわかりません。今は耳を澄まして
将来の大和ハウス工業のような銘柄を探しています。
そう、サイゴンビールが上場したら、それも少しだけ欲しいね。

2009/02/04