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第55回 2009年の中国株戦略

以下は、備忘録です。
年末に比較する予定です。
笑って、お読みください。

2009年 中国株戦略

中国株投資を5年程行ってきて、理解できたことは
中国株市場は、まだまだ効率的でないということです。
市場が、すべての悪材料・好材料すべての変数を
価格に織り込んでいく効率市場仮説。
効率市場仮説が、成立する市場では、
増収増益率 ROE PERの指標を元に銘柄を選定する
ことができます。
でも、中国株を見ていると、必ずしもそんなことはないですね。
ケインズの言う、人気投票が成立しているような印象を受けます。

2009年の中国株戦略と言っても、毎年変化はありません。
投資対象は、
1 業界リーディングカンパニー
  増収増益企業
の中から
2 大型国有企業(関係)株
  小型民間企業株
より選定する。

昨年と少し違うとすると、やはり中国政府が打ち出す
経済政策で恩恵を受ける銘柄には、素直に投資するという戦略。
実は、いままで、それをせずに、投資機会を逸してきました。
経済政策で恩恵をうけるセクターや企業は、たくさんありますが、
僕は鉄道関連銘柄でいきます。

ただ、鉄道銘柄と言っても、今は、鉄道建設会社、車両製造会社
がメインで、JR東日本や西日本にあたる会社はまだ上場していません。
ここは恩恵を受ける意味で、車両製造会社に期待します。
鉄道建設会社も良いと思うのですが、どうしても人気投票なような
気がして手がだせません。

今年の年始めこんな感じです。

長期保有大型株 
 万科企業 ・・・不動産リーディングカンパニー
         将来の大和ハウス+三井不動産?
 上海機電 ・・・上海電気の子会社 
         エレベーター事業のリーディングカンパニー
         時々ある無償増資も魅力
 交通銀行 ・・・大型国有企業の中で、株式発行数が少ないのが魅力
         
         
長期保有小型株
 山東墨龍 ・・・増収増益企業
         石油掘削関連銘柄というのは、日本では馴染みがと思い
         ますが、アメリカでは、DJ US Oil Equipment & Services という
         インデックスもあるくらい重要な産業です。

         まだまだ石油の時代は続くと思う。
         中国で電気自動車と聞いたとき、疑問に思ったことがある。
         電気自動車が普及するから、石油の需要が減ると言う。
         それは理解できるが道路は何からつくるのか。
         アスファルトは、原油精製の産物です。
         原油精製物からは、化学製品の原料も精製される。
         ガソリンはいらなくとも、原油の時代は、当分続くと思う
         所以です。
         決して、過去のQ銘柄ではないと思う。         

 安徳利果汁 ・・中国国内にジュースの時代は来る。
         でも、りんご果汁値は、下降トレンド。
         台湾統一企業も同社を買い増しした。
                       
 
鉄道関連銘柄
 南車   ・・・車両製造リーディングカンパニー
         ライバルは北車(未上場)
         南車のことが、川崎重工業のこを調べていて知りました。         
         当分の間、人気銘柄になるでょう。

書いて見て、いささか、山東墨龍に肩入れしすぎかなと思いました。

2009/01/10