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Cafe MIMIK(MIMIK)
第31回 「風の影」で旅するバルセロナ
スペイン、カタルーニャ地方、バルセロナは想い出の地です。
合計3週間ほどしか滞在したことはありませんが、間違いなく
現在の私を育んだ地です。
そのような思いのある土地ですが、もう12年も行っていません。
最近、現実の旅をするかわりに、本を読むことで、旅した気分
に浸ります。
2006年に上梓された
カルロス・ルイス・サフォンの書いた「風の影」は、そんな気分
に浸れます。
「風の影」は、スペイン内戦時代を舞台としており、バルセロナ
が世界で輝いていた時代を描いています。
パブロ・ピカソ ホアン・ミロ パブロ・カザルスが活動していた
時代です。
物語は、ミステリー仕立ての恋愛・成長物語です。
随所に、バルセロナの街並みを描きこんでいます。
バルセロナの歴史地区(旧市街)は、昔と変わらず残されています。
なので、一度行ったことのある人は、想い出に浸れるでしょう。
2008/06/22