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Cafe MIMIK(MIMIK)
第30回 僕らがアリババ株を買う理由
すべての事に対して、理由が必要なのでしょうか。
サルトルの「実存」では、ありませんが、存在理由
なるものを考えてしまうこことも良くあります。
安藤祐子さんという若い歌手が、小沢健二の佳曲
「僕らが旅に出る理由」をカバーしていた。
この曲を久しぶりに聴いて依頼、「理由」について考えてしまいます。
「旅に出る理由」があるのと同じように「アリババ」を
買う理由があるのだ、そう思って。
アリババが上場して以来、ずっとこの銘柄のことが気になっていました。
アリババのグローバルサイトは、楽しいのです。
ここをネットサーフィンしていると、何か新しいショップの
プランが沸いてきます。世界中の商品が掲載されているのですから。
年次報告書もPOPでカラフルです。
(実質的な内容のことではありません。)
こんな報告書みたことがないですね。
いつのまにか、Q銘柄になってしまったアリババ。
「アリババと中国の知恵」という本も読んでみました。
確かにアリババ株を衝動買いしそうになる。
財務指標から見える成長性もいいですね。
ただ、最初から大規模なIPOを実施しているので、今後
もアリババの時価総額が高くなっていくとは思えないのですね。
成長の果実をわけあうことができない。
これは、中国銀行などの国有銀行にも言えることですが。
でも常識で考えることができないのが、IT株なのです。
現在、株価は上場値あたり。
私が欲しいと思ったときは、30HK$はしていました。
それでも、アリババ株を買う理由がみいだせない日々です。
2008/06/19