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Cafe MIMIK(MIMIK)

第28回 四川地震を思う

四川が大変なことになっています。
今の私に出来るのは、祈ることと寄附ぐらいしかありません。

現在、神戸に住んでいますが、震災の体験はありません。
ですが、震災の復興過程は見てきました。
日本故に、インフラの復興は完了しており、現在の神戸に来て
震災の傷跡を探すのは難しいくらいですが、6千人が人が亡く
なった災害でも、震災の復興には想像を絶する苦労と悲しみが
ありました。

こんな時にも、復興関連の銘柄探しが話題になっています。
嫌悪感を隠せません。・・・・
ですが、こういうときに、仕込める人が株で成功できる人なのかも
しれません。

ところで、私にできるのは寄附ぐらいだと思いますが、
これもまた、難しいですね。どこに寄附すれば良いのかわからないのです。

日本政府 赤十字、災害支援の国際NGO・・・・

寄附も投資も、自分の投じた資金が、どれだけ効率的に利用されるか
見ていかないといけません。
特に、寄附はそれによって配当やキャピタルゲインを期待するのものでは
ありませんが、どれだけお金が有効に使われているか、気になるところです。
(税控除を目的とされている方はいると思いますが)

私は、寄附される側に回ったこともあります。
これは本当に扱いが難しい問題なのです。寄附する人は、例えば、行政団体なら
効率的に、公平に、不正なく、資金を使ってくれると思っている人が多いですが、
これは大いなる幻想です。
巨大組織になればなるほど非効率です。例えば寄附した1万円が被災地に届く頃
には、実質千円程度の価値しかうまないことがあります。
特に物資支援への寄附は油断ならないものがあります。

それでは、どういう組織に寄附すれば良いのかというと、国際NGOではないか
なと思います。
まだ、本格的にNGOの活動ははじまっていませんが、これから本格化するで
しょう。そうした場合、専門的な技術を持った彼らの方が、効率的な支援ができる
でしょう。

いまのところ、私は、寄附先としては、医師等の医療関係者を派遣する組織に活躍
してもらえたらなと思っています。

AMDA http://www.amda.or.jp/
国境なき医師団 http://www.msf.or.jp/work/Japanese/index.html

2008/05/21