戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 会社の窓から海外を眺めて(倫敦パンダ)

会社の窓から海外を眺めて(倫敦パンダ)

第19回 日本語先生の卵やってます。

こんにちは。

倫敦パンダです。

最近、ボランティアですが、

日本語先生の卵として活動始めました。

以前、市主催の日本語ボランティア講座を

受講後登録。

市から依頼が来たら

無償でボランティアをする制度。

倫敦パンダの日本語も怪しいのですが。。。(苦笑)

今回で生徒さんは二人目。

以前はアイルランド人、

現在の生徒さんはイギリス人。

二人とも偶然中学や高校の英語助手として赴任。

今回のイギリス人の生徒さんは、

なかなか骨のあるユニークな若者。

面白いエピソードが出てきたら、

たびたび紹介したいと思います。

 

この生徒さんの赴任理由:

3月11日の東日本大地震後、

大勢の外国人、英語圏からも

沢山の英語の先生が帰国し、

被災地から姿を消しました。

そこで、ある民間の会社が、

英語教師募集を英語圏に公募し、

急きょ、この若者は自ら希望して

仙台に赴任してきたのです。

経歴は、数年前に大学を卒業後、

英国でフリージャーナリストとして

働いていたようです。

突然、「仙台」という地名が、

地震以来有名になり、

大学時代から日本に興味があったが、

自分はジャーナリストとして紙面、

海外メディアでの情報だけでは

現地の状況が本当の所はわからない。

現地がどうなっているのか、

逆に危険といわれている場所に

自が飛びこむ必要性を感じ、

自分の目で現実を確かめたい。

 

家族や周囲の友人に被災地に

働く事を大反対されながらも、

日本語も全くわからないまま、

公立高校の英語の助手として

3か月前に日本に赴任してきたとのこと。

話を聞いていたら、この勇気ある若者に

涙が出そうになりました。

 

そんなわけで、こちらも必死で

錆びついた英語で説明しながら

日本語を教えてます。

 

倫敦パンダの利点:

やっぱりイギリス英語の発音の響きが

耳に心地よい事ですねぇ~。

 

因みにこの若者の意見ですが、

これからはアメリカ時代は終盤を迎え、

中国へ交代、中国は世界の重要位置を占める、

若者は、今後、中国、ベトナムに数年滞在を計画中。

本国に戻る頃には、国際ジャーナリストとして

活躍するのが夢と言ってました。

 

倫敦パンダ周辺でのイギリス友人達は

穏やかな方が多いので、

久しぶりにイギリス人らしからぬ(?)

勇気のある若者に出会えた事に

こちらもビシビシ刺激を受けてますぅ~。

2011/10/12