戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 会社の窓から海外を眺めて(倫敦パンダ)
会社の窓から海外を眺めて(倫敦パンダ)
第2回 地震体験談 その1普通の生活の有難さ
こんにちは。倫敦パンダです。
地震体験談をシリーズに分けて書いてみます。
倫敦パンダは内陸市内中心部に近い所に居住の為、
沿岸部の方々と比べれば早くにライフラインも復旧し、
本当に有り難く通常の生活が出来ています。
沿岸部は、地区によって復旧のばらつきがあり、
いまだに、断水、ライフライン復旧のめどがたたず、
食糧の調達も不十分の所があるにもかかわらず、
一部の公的機関は、現地の声を調べないまま、
「物資は充分」と他からの物資供給援助を断った。
その為、必要な場所に直接物資を供給している
民間ボランティア団体に支援をしてます。
地震直後、14時46分時は、ビル内におり
電源がすべてバチバチと音をたて突然の停電。
人々は、ビルの外に出て携帯電話を一斉に始め
CMのコマーシャルと思えるほど異様な光景。
向かいのビルは窓が割れ、ビル壁も落ち、
結婚披露準備前の新婦さんが外に避難。
雪がまってたので寒いだろうに。。。
固定電話、携帯、公衆電話使用不可、バス、
JR、地下鉄、交通全部アウト。徒歩帰宅。
18時には、周囲不気味なほど真っ暗。
でも星が奇麗。
電気復旧:県庁周辺市内中心部は、翌日。
倫敦パンダ地区は、5日後。
突然復活した電気の明るさには、
眩しすぎで目が慣れなかった。
ガスは、市外の山の方から復旧し、
市内中心部は最近復旧。
ガスが来るまでは、石油ストーブ、
ポータブルのガスレンジが大活躍。
風呂に入れた時は、「あ~良い湯だなぁ。。」
一番の幸せを感じた瞬間。
予想外にガスの復旧が一番時間がかかり、
市内レストランは当分、店頭弁当販売。
地震後は、どの店もずっとシャッターが閉まったまま。
食糧不足、大型店が臨時開店でも店内入るまで、
3時間待ちの長蛇の列。おひとり様5点までの制限。
便利店のはずのコンビニも品が供給出来ず長期閉店。
個人商店さんが地震翌日から物品を販売開始。
やっぱりいざとなったら自営店が強い。
ガソリンは、緊急車両以外は、なかなか給油出来ず、
整理券が渡されても一台当たり25ℓの制限。
整理券をもらうため両車道も長蛇の列。
「はーい、今日はここまでおしまい。」
ガソリンスタンドで給油の情報を入手するやら、
朝5時頃から車で3-4時間待ち。
これ普通の光景、えっ異常?
ガソリン給油復旧には、3週間以上。満タンは、最近。
なんせ津波でガス、石油タンク、ビール貯蔵タンクまでも
破壊されたんですもの。
やっぱり一番怖いのは、津波、つなみ、TSUNAMIです。
2011/04/24